日本語で時刻を言うとき「4時50分」のように言いますが、英語ではよくten to five(10分経過したら5時)のような言い方をすることがよくあります。日本人にはあまり馴染みのない表現なので慣れてないうちは混乱しがちですよね。
英語の時刻の言い方は大きく3パターンあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
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時刻をそのままいう言い方
数字を前から順にそのまま言います。この言い方は日本語と同じなので抵抗がないはず。
8:20 → eight twenty
一点、注意すべきなのは4時5分などの「分」が一桁の場合で、 four oh five と言います。4:05と書けばわかると思いますが、この0をアルファベットのオーと見立ててohと発音します。zeroとは言わないので注意しましょう。
4:05 → four oh five
to/pastをつかう言い方
冒頭でも触れた、日本人にとって難解な言い方です。何分前と言うときはtoを使い、何分過ぎと言うときはpastを使います。
7:25 → twenty-five past seven
3:50 →ten to four
ここで知って欲しいのが、15分の単位を表すa quarter(クウォーター)という単語。a quarterはpastやtoによく組み合わされて使われます。
2:15 →a quarter past two
6:45 →a quarter to seven
さらに30分の単位を表すのはhalf(ハーフ)。1時間の半分の意味ですね。
ルールとして必ず覚えて欲しいのですが、halfは必ずpastにくっつきます。toには絶対にくっつかないので注意。
10:30 →half past ten
before/afterをつかう言い方
to/pastはイギリスやオーストラリア英語でよく使われる表現なのに対し、アメリカ英語ではbefore/afterが使われることもあります。使い方のルール自体はほぼto/pastと同じです。
5:20 → twenty after five
6:45 →a quarter before seven
ただし、6:30のような場合にhalf after sixとは言いません。halfは必ずpastとセットで使われると覚えておきましょう。
注意すべきこと
3時16分のような細かな分単位の場合
もちろん、こういった場合でも上記3つの言い方でOKです。
3:16
→ three sixteen
→ sixteen past three
→ sixteen after three
ただし、こういった「分」刻みの表現が必要な場合というのはバスの時刻などの場合のみで、通常の会話では16分のような数字は fifteen や a quarter と言ってしまうべきです。
ぴったり4時などの場合
4時などの場合はfourと言うだけでいいのですが、ぴったりであることを強調する場合はo’clock(オクロック)をつけましょう。
4:00 → 4 o’clock
また深夜と正午は特別な言い方があります。
深夜 → midnight
正午 → noon
時間を省略して言う場合
時間が明らかな場合はネイティブスピーカーは a quarter past / half past / a quarter to のみで言うことがあります。例えば、会社で2時20分に上司に呼び止められて「a quarter to にぼくのオフィスに来てよ」と言われるような場合です。これはa quarter to 3 の略で、明らかに2時45分のことですね。
Can you come to my office at a quarter to?
日本語でも「15分すぎに」「30分すぎに」なんていったりしますが、これと同じですね。
午前や午後を言いたい場合
「明日7時に会おうね」という時、日本語だと朝か夜かを区別するため19時と言ったりしますが、この24時間単位の言い方は英語ではとても違和感があります。英語では 7am(エーエム)や 7pm(ピーエム)と言うか、もしくは、7 in the morningもしくは7 in the eveningと言います。
まとめ
- 時刻の表し方には、①時刻をそのままいう言い方、②to/pastをつかう言い方、③before/afterをつかう言い方がある
- a quarterは15分の意味で②や③に組み合わせて使われる
- halfは30分の意味で必ずpastと一緒に使われる
- ぴったりと言いたい場合はo’clock
- 深夜はmidnight、正午はnoon
- 19:00のような24時間単位の言い方は英語ではしない。
いかがだったでしょうか。日本人にはあまり馴染みのない何分前や何分後の言い方ですが、ネイティブはむしろこうした言い方をするほうが多いのでしっかりと慣れていくことが大切です。
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