動詞grabは「つかむ」の意味です。
ネイティブは、この基本の意味を少し広げてちょっと意外なシチュエーションで使うことがよくあります。今回の記事では、まず基本イメージを解説したあと、ネイティブがよく使う4つの意外な使い方を解説します
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動詞grabの基本イメージ
基本イメージ「つかむ」の意味で使う場合は次のような文章になります。
- He grabbed my arm
(彼は私の腕をつかんだ)
実際にarm(腕)のような実体のあるもの以外にも、 opportunity (機会) や attention (注目) のような形のないものにもよく使われます。日本語にも「チャンスをつかむ」のような表現があるのでこれは理解しやすいはずです。
- You should grab the opportunity.
(このチャンスをつかむべきだよ) - Her outfit grabbed my attention.
(彼女の衣装は私の目を引いた)
次に意外なシチュエーションでネイティブに使われるgrabの用法を見てみましょう。
ネイティブ用法1:食べ(飲み)に行く
food、breakfast、lunch、dinner、drinks、beers、coffee など食べ物や飲み物の名詞と一緒に使うと、食べに行く、飲みに行くという意味になります。
- Let’s grab some food.
食べ物をつかみに行こう→「食事に行こう」 - Do you wanna grab some drinks?
飲み物をつかみに行きたい?→「飲みに行かない?」
また、grab a biteというと「軽く食事に行く」の意味になります。a biteは「ひとかじり」ですが、軽食を意味として非常によく使われるイディオムです。
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ネイティブ用法2:オーダーする
カジュアルなレストランやカフェの中でオーダーするときに、grabを「オーダーする」の意味で使うネイティブもよく見かけます。カジュアルな表現なのでカジュアルな店でのみ使うようにしましょう。
- I’ll grab two large lattes.
ラテをつかむ→「ラージサイズのラテを2つください。」 - Can I grab a BigMac, please?
ビッグマックつかむ→「ビッグマックをください。」
ネイティブ用法3:持ってくる
grabは本来「つかむ」の意味ですが、ネイティブは「つかむ」の動作に加えて「わたす」の動作まで入れた意味で grab を使うことがあります。例えば次のような例文です。
- Can you grab the pen for me?
そのペンを掴んでくれる?→「そのペン取ってくれる?」 - Can you grab me a coke?
そのコカコーラを掴んでくれる?→「コーラ持ってきてくれる?」
ネイティブ用法4:連れてくる
用法3のように物に使うと持ってくる意味になりますが、人に使った場合は「連れてくる」の意味になります。
- Can you grab Tom?
トムを掴んでくれる?→「トムを連れてきてくれる?」 - I’m going to grab him now.
今から彼を掴む→「今から彼を連れてくるよ」
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