頻出フレーズFair enoughを使いこなそう

今日の記事では fair enough について解説します。日本ではあまり習わない表現なのですが、うまく使いこなせるようになると一気にネイティブっぽさが増すのでぜひ会話に取り入れることをオススメします。

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Fair enoughの意味

Fair enoughは、相手から受けた提案などを承諾する意味で使われます。 That’s fair enough の省略バージョンですが、会話中はわざわざThat’s まで言われることは少ないです。
文字通りに意味をとると「十分に公平」と訳せるため、普通のOKと勘違いしやすいのですが、これを言う時というのは実は快くOKと言っている訳ではありません。本心としては承諾したくないんだけど、相手の言い分もわかるため「ふーん。なるほど。」「まぁ、一理あるね。」のような微妙なニュアンスが含まれたOKと言えます。

使用例

次の例をみてください。

A: Can you come to my birthday party this weekend?
今週末の誕生日パーティーこれる?
B: Sorry, I can’t. It’s also my mother’s birthday.
ごめん無理なんだ。その日は母親の誕生日なんだ。
A: Fair enough.
それじゃ、しょうがないね。

本当はBさんに誕生日パーティーに来て欲しいAさんですが、母親の誕生日と言われれば「それじゃ来れないのも仕方ないね」という反応になりますよね。このように100%ハッピーじゃない状況で便利なフレーズです。

もう1つ例をみてみましょう。

A: Let’s grab pasta for lunch!
(ランチにパスタ食べようよ)
B: I had pasta last night.
(昨晩パスタ食べたんだよね。)
A: Fair enough. What do you want to eat then?
(ふーん、そっか。じゃー何食べたいの?)

この場合も同じように、快諾はしてない雰囲気が伝わりますよね。
使い方、理解できたでしょうか。

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うまく使えば意外なシーンで役立つ

上記2つの例は、母親の誕生日と友人の誕生日がかぶっていたり、昨晩と同じメニューを食べたくないといったシーンなので同情しやすい場面と言えます。

Fair enoughというフレーズがさらに便利な点は、相手の意見が全く同情できない場面でも議論を避ける目的で使えるところです。例えば、相手が宗教や政治などの話を初めてしまったような場面。センシティブなトピックのため下手に反論すると議論がヒートアップしてしまうリスクもありますよね。こう言った場面では、今回の Fair enough を相手をなだめるような軽いトーンで言ってみましょう。「私にも思想の自由があるけど、あなたにも思想の自由があるよね。」くらいのfairと捉えて言えば、相手の意見に不必要に賛同することなく会話を切り抜けることができます。

微妙なニュアンスがあるため少し理解が難しい表現ではありますが、うまく使えるようなるとグッとネイティブっぽさが上がりますのでぜひ会話に取り入れてみてくださいね。

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