あけましておめでとうございます。とうとう2020年の幕開けですね。今年は去年よりも力を入れて英語の解説記事をたくさん執筆していきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、この時期は年賀状を見ることが多いと思いますが、日本人が年賀状でよく使う “A Happy New Year!”っという英語表現、実は英語のネイティブからすると A がつくことに少し違和感を感じてしまうことについてご存知でしょうか。今回は Happy New Year にまつわる表現について解説していきます。
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冠詞 A は必要ない?
冒頭でも触れましたが、年賀状で Happy New Year と書く場合は、冠詞の A を書く必要はありません。これは「誕生日おめでとう!」という時に Happy birthday に A がついていないことを思い出せば納得いくかと思います。同様に Merry Christmas や Happy Anniversary など、特別な日をお祝いする時に形容詞をつけて言うときも同じです。なぜ A つけないの?と気になる方もいるかもしれませんが、ややこしいことは考えずに慣習的にそういうものだと思った方が良いです。
ただし、これはあくまでも口頭で言う時やグリーティングカードに書く場合の話であって、きちんとした主語や動詞のある文章中で使う場合は冠詞が必要になる点に注意してください。
<口語やカードで使う場合>
Happy New Year !
<きちんとした文の中で使う場合>
I wish you a happy New Year.
Happy New Yearを使う時期
日本人の多くは Happy New Year を「あけましておめでとう」の意味だと捉えており、1月1日になってから使うものと考える人が多い印象があります。もちろん英語でも「あけましておめでとう」の意味で使われることもありますし、カウントダウン後の深夜0時にHappy New Year!!と大声で言ってお祝いしたりもします。
しかしながら、Happy New Yearが使われるシーンというのは実際はこれだけではなく、本来12月中旬ぐらいからかなり耳にするようになります。例えば、先日、職場の友人が年末年始は海外で過ごすので12月27日に仕事納めをしたのですが、帰り際こんな感じのことを言って去って行きました
I’m flying to Germany tonight. Happy New Year!
(今晩のフライトでドイツに行くの。Happy New Year! )
まだ年明けしてない時期に言われたこの Happy New Year が「あけましておめでとう」の意味ではないのは一目瞭然ですよね。実は Happy New Year は「あけましておめでとう」以外に「良いお年を」の意味でも使える表現なのです。
また、英語圏ではグリーティングカードをクリスマスより前に送るものなのですが、このカードにはクリスマスの祝福と一緒に新年のお祝いも書くのが一般的です。クリスマスカードには次のように書かれることが多いです。
Merry Christmas and happy New Year!
Happy New Yearの言い方
さて、ここまで Happy New Year と言うフレーズについて見てきましたが、実際このフレーズだけだとかなりカジュアルに聞こえます。年末年始はみんながウキウキする時期なので、あまりかしこまらずに言った方が良いシーンも勿論たくさんあります。ただ、仕事などのシーンではきちんとした文章で言いたい場合は次のような例文を参考にしてください。
Have a happy New Year.
I wish you a happy New Year.
I hope that you have a happy New Year.
全てきちんとした文のため、冠詞がついて a happy New Year となる点に注意してくださいね。
今回の記事ではHappy New Year にまつわる日本人があまり知らない点について解説してみました。参考になったら幸いです。
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