Whereaboutsという単語を聞いたことありますか?日本の英語の授業ではあまり扱われることのない単語ですが、実際はネイティブが使用する頻度が非常に高い単語の一つです。
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疑問詞のWhereabouts
Where do you live?
どこに住んでるの?
Whereabouts do you live?
どのあたりに住んでるの?
whereabouts は where(どこ)と about(おおよそ)が組み合わさってできている単語のため意味がわかりやすい単語ですが、日本語に訳すと「だいたいどのあたり」の意味になります。つづりは whereabouts と最後に s がつくことに注意。
Where do you live?と言うと「どこに住んでいるの?」の意味ため、場合によっては詮索されているような気分になりますが、Whereabouts だと婉曲的に「どのあたりに住んでるの?」のニュアンスになるため質問される側が受けるプレッシャーが少なくなります。
A: I live in Tokyo.
東京に住んでます。
B: Oh, I used to live there. Whereabouts?
あら。昔、僕も東京に住んでたよ。どのあたり?
名詞のWhereabouts
日常会話では疑問詞として頻出するwhereaboutsですが、ニュースなどでは名詞としてよく使われます。名詞の場合、物や人の「ゆくえ」という意味になります。
例えば、事件の犯人や犠牲者が見つからない場合は次のような文章で頻出します。
His whereabouts still remains mystery.
彼の行方は未だ謎のままです
If anyone knows her whereabouts, please contact the 〇〇 Police Department.
彼女の所在を知っている方は〇〇警察署に連絡してください
なお、whereaboutsにはsが付いているため主語として使うときに三人称単数のsを動詞につけるかが悩ましいですよね。この点、どちらでも構わないと考えるのが一般的のようです。したがって、上の例文 His whereabouts still remains mystery. は三人称単数のsをつけず remain でも大丈夫です。
まとめ
whereaboutsで知っておくべきポイントは以下の通り。
- 疑問詞としてやんわり婉曲的なwhereとして使える
- 名詞として使う場合は「ゆくえ」の意味
- 主語として使う場合、三人称単数のsはつけてもつけなくてもOK
特に婉曲的なwhereとして使う疑問詞としての用法は日常生活でも頻出します。よく理解してぜひ日常会話で使ってみてくださいね。
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