今回は生き物を含むイディオムを紹介します。
どれも日常会話にも出てくるメジャーなものを選んだのでぜひ覚えて使ってみてくださいね。
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quit cold turkey
turkeyと言うのは七面鳥(ターキー)のことで、「好きなことを急にやめる」の意味のイディオムです。
ここで言う「好きなこと」は中毒になっていることやハマっていることを指し、例えば、コーヒーを1日5杯飲んでいたのに急に飲むのをやめたり、タバコを1日2箱吸っていたのを健康のために急に完全にやめるといったときに使います。
イディオムとしては quit cold turkey もしくは go cold turkey のどちらでもOKです。
Tom used to smoke like a chimney, but he went cold turkey last week.
トムはエントツのようにタバコを吸っていたけど、先週急にやめました。
let the cat out of the bag
直訳だと「猫を袋から出す」ですが、「秘密をうっかりバラす」の意味のイディオムです。
直訳すると「猫を袋から出す」ですが、これは古代の商人が子豚を袋にいれて売買していたところ、客を欺くために価値のない猫をこっそり入れて騙すことがあったことに由来しているそうです。
Don’t tell Sarah about the plan yet. She always lets the cat out of the bag.
サラには計画のことはまだ言わないで。彼女いつもうっかり秘密をバラしちゃうから。
butterflies in one’s stomach
「緊張する」の意味。良い緊張と悪い緊張の両方のシーンで使えます。
直訳すると「お腹の中にいる蝶々」ですが、緊張するときに感じるお腹の不快感をパタパタと飛ぶ蝶に喩えている表現です。
Every time I see the beautiful woman in the office, I get butterflies in my stomach.
あの美しい女性をオフィスで見るたびに、緊張しちゃうんだ。
The butterflies in my stomach almost kept me from singing on the stage.
緊張でステージで歌うのをやめそうになったよ。
open a can of worms
「パンドラの箱を開けてしまう」「手に負えない問題を招いてしまう」の意味。
a can of wormsというのは虫がたくさん入ってる缶の意味で、開けるとパンドラの箱のように虫が中からゾロゾロと出てきてしまうものです。このことから、手に負えない状態にしてしまう意味で使われます。
Don’t ask her anything. You’ll just end up opening a can of worms.
彼女には何も質問しない方がいいよ。本当に面倒くさいことになるから。
one-trick pony
「一つしか強みがない人」の意味。
trick というのはペットに仕込む芸のことで、例えば犬のお座りやお手などの意味です。pony というのは小型の馬のことです。一つの芸しかできないポニーのように、特技、強みが1つしかない人のことを揶揄するときに使われます。
The singer only sang ballads and her career ended after labeled as a one-trick pony.
その歌手はバラードしか歌わなかったので、one-trick ponyとレッテルが貼られて歌手生命が終わった。
make a beeline for 〜
「〜にむかって寄り道せずにまっすぐ行く」の意味。
beeは蜂ですが、蜂は巣に戻るときに脇目もふらずにまっすぐ飛んで帰るそうです。このことからbeelineというのはある地点からある地点への最短コースのことを意味します。
Tom came home hungry and made a beeline for the kitchen.
トムは家にハラペコで帰り着くなり、急いでキッチンに向かった。
busy bee
「とても忙しい人」の意味。はたらき蜂のように休みなく何かしているイメージですね。
He is such a busy bee lately because his art exhibition is opening next week.
アート展覧会が来週開かれるため、彼は非常に忙しい。
今回の記事では、頻出のものばかりを選別してみましたがいかがでしたか?知らないイディオムがあったらぜひ覚えて使ってみてくださいね。
また動物を含むイディオムは他にも記事がありますので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
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