「 〜しても良いですか」の意味になる Do you mind〜から始まる疑問文、皆さんは使いこなせていますか?今日は、この疑問文と回答の仕方について解説します。
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“mind”の意味
mindは動詞で使った場合「気にする」「嫌がる」の意味になります。そのため Do you mind〜 ? という質問文を「〜してもいいですか?」と訳すと誤解しやすくなります。正確には「〜したら嫌ですか?」の意味です。
なぜわざわざこんな話をするかというと、mindを使った質問への回答が逆になるためです。Yesと答えたら「はい。嫌です。」、Noと答えたら「いいえ。嫌ではないです。」になります。
mindを使った疑問文
mindを使った疑問文は2パターンの形があります。1つはmindの後に –ing形の動詞がくる場合、もう1つは ifの文がくる場合です。例文を見てみましょう。
ing 形の動詞がくる場合
Do you mind helping me carry this heavy box?
この重い箱を運ぶのを手伝うの嫌ですか?
–ingのところですが、誰がするのかを表したい場合は me/you/her/him/themと目的格を使いましょう。
Do you mind me smoking here?
ここで(私が)タバコ吸ってもいいですか?
if 文がくる場合
Do you mind if I borrow this pen?
このペンを私が使うの嫌ですか?
ちなみにDo you mind〜?という依頼の仕方は、Can you、Could youに比べて、ワンランク上の丁寧な言い方です。Do you mindよりも、Would you mindにするとさらに丁寧レベルが上がるため、mindを使った表現は接客時やemailなどでとても使いやすい表現と言えます。一点注意が必要なのは、Would you mind if 〜?と言う場合、Wouldに時制を合わせてif文の動詞が過去形になる点です。
Would you mind if I smoked?
タバコを吸っても大丈夫でしょうか?
mind 疑問文への答え方
冒頭に述べたように、Yes は「嫌です」の意味。Noは「嫌じゃないです」の意味になります。混乱しやすいので、Yes No を避けた回答方法もあります。
以下、ザッとどんな答え方ができるかまとめてみました。
嫌じゃないの言い方
No, I don’t.
大丈夫ですよ
No, not at all.
全然大丈夫ですよ
No problem.
問題ないです
Of course not.
もちろん大丈夫ですよ
日本人の感覚からするとNoやNotで肯定的な意思表示をするのは混乱しやすいですし、瞬時に反応するのはハードルが高い場合もありますよね。そんな場合は、以下のような回答の仕方もオススメです。
OK!
オッケー
Sure go ahead
もちろんいいよ
Go ahead!
どうぞ!
嫌ですの言い方
Yes, I do.
嫌です
実はこのようにYesと応えるとかなり「だめ!」のようなキツイ印象があるので使わない方が良いです。やんわりと嫌な旨を伝えるには以下のように、 I’m sorry but 〜という表現にすると良いです。
I’m sorry but that seat is taken.
申し訳ないんですが、その席は使用中なんです
I’m sorry but I’m tied up now.
申し訳ないんだけど、今は手が離せなくて。
丁寧かつ頻出のとても重要な表現といえます。しっかり整理してどんどん使っていきたいですね。
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