条件【もし〜なら】を英語で言うには

「もし晴れたら、私たちはビーチに行きます」を英語で言うと次のようになります。

We will go to the beach if it is sunny.

ここでのポイントは「もし晴れたら」のような条件を表す節は現在形で表される点です。
これと似た表現に if I were a bird (もし鳥だったら)のような過去形で条件を言う用法(仮定法)もありますが、仮定の条件か現実に起こりうる条件かで区別する必要があるので注意してください。

ちなみに、現実に起こりうる条件を表す文のことを教科書用語で「条件を表す副詞節」と言いますが用法の名前は別に重要ではありません。繰り返しますが、現実に起こりうる条件は現在形という点だけを必ず覚えてください。

この用法に使われる代表的な単語は if、as long as、in case、unlessなどがあります。早速見ていきましょう。

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if「もし〜したら」

条件を表すのに一番多く使われる言い方です。If it is sunnyのような肯定形だけでなく、否定形にして「もし雨が降らなかったら」というような言い方もできます。

If it doesn’t rain, I will go shopping.
雨が降らなかったら、ショッピングに行きます。

If 節の中が現在形になっていること(doesn’t)に注目してくださいね。

as long as「〜する限り」

Ifと全く同じと考えて大丈夫です。

As long as you promise me to drive safely, you can borrow my car.
安全運転をするって約束する限り、私の車を借りてもいいよ。

ここでもas long as の節は現在形ですね。また so long as という言いかたもありますが、as long as と全く同じ意味になります。

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in case 「万一 〜 したら」

リスクに備える時の条件の言い方です。

Please turn off the light in case I forget to do so.
万一私が電気消し忘れてたら、消しといてね。

しつこいですが、in caseの節は現在形です。

unless「もし〜でなければ」

日本人が一番混乱しやすいのがこのunlessです。なぜならunlessを使ったところが、肯定文なのに反対の「もし〜でなければ」という意味になるからです。

The game is going to start at 7:00 unless it rains.
もし雨が降らなければ、7時にゲームが始まります。

日本の英語の授業ではよくunless=if notと説明されることがあります。確かにこの例文はif it doesn’t rainと言い換えができます。しかし、必ずしもif notで説明できないときがあるのが厄介なところ。たとえば

I will cook for you tonight unless you want to eat out.
今晩は私が料理するよ、もしあなたが外食したいというわけじゃなければ

1つ目の文章と同じようにif notで訳すとIf you don’t want to eat out(あなたが外食したくないなら)とおかしな訳になってしまいます。
実はこれをスンナリと訳すコツがあります。条件になっている節をまるごと否定するのです。つまり unless が you want to eat out にまるまるかかっていると捉えて「あなたが外食したいというわけでなければ」と訳します。1つ目の例文も同じように unless が it rains にまるまるかかっていると捉えれば「雨が降るということがなければ」と自然な訳になります。
少しややこしく感じるかもしれませんが、unlessとif notがイコールではないことをきちんと理解することがunlessという単語を理解する上でとても重要です。

まとめ

  • 現実に起こりうる条件をいう節は現在形で表す。
  • if, as long as, in case, unlessなどがある
  • unlessに続く文は肯定形であるが「もし〜でなければ」と反対の意味になる。if notとイコールではない点にも注意。

なお、 if I were a bird (もし鳥だったら)のような現実に起こりえない条件は仮定法を使います。仮定法の解説については次の記事を参照してくださいね。

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