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日本人の知ってる単語はアメリカのものが多い
アメリカ、イギリス、オーストラリアなど同じ英語圏でも、それぞれの国で使われる単語が違うというのは実はたくさんあります。日本人はアメリカ英語を学ぶ機会が多いため、知っている単語もアメリカの単語が多い傾向にあります。日本で学んだ単語をイギリスやオーストラリアで使ったら伝わらなかったという場合、自分の英語力を疑う前にまずはその国で使われる単語を調べてみた方がよいかもしれません。今回は、アメリカ、イギリス、オーストラリアで違う単語が使われる例をピックアップしました。
こんなに違う単語たち8選
クッキー
アメリカ:cookies
イギリス:biscuits
オーストラリア:biscuits(近年はcookiesと言う人も増加)
日本人が考えるサクサクとしたクッキーはアメリカではcookies、イギリスではbiscuits。オーストラリアでも元々はイギリス英語と同じbiscuitsなのですが、近年はグローバル化の波を受けてcookiesと呼ぶオージーも増加中。
アメリカにもbiscuitと呼ばれるものがあるのですが、これはクッキーとは別物で甘くないパンみたいなものです。逆にイギリスのcookieはやわらかいクッキーのことで、biscuitの一つの種類です。
キャンディー(あめ)
アメリカ:candies
イギリス:sweets
オーストラリア:lollies
日本語でもキャンディーと呼ばれますが、これはアメリカ英語から来ています。イギリスやオーストラリアでは別の呼ばれ方をします。
オーストラリアのlollies(ロリーズ)は単語を知らないと何のこと言ってるかわからないですよね。Would you like some lollies?って言われたら「アメ食べる?」と聞かれてるんですね。
綿あめ
アメリカ:cotton candy
イギリス:candy floss
オーストラリア:fairy floss
アメのことをsweetsと呼ぶイギリス人は、綿アメになると急にcandyを使います。不思議ですね。もっと不思議なのはオーストラリア英語。なぜかfairy(妖精)が出てきます。
フライドポテト
アメリカ:French fries
イギリス:chips
オーストラリア:chips
イギリスやオーストラリアに行った日本人がまずびっくりする代表的な単語。Fish & chips(フィッシュ&チップス)の料理名を考えればわかるように、チップスはポテトチップスではなくてフライドポテトです。
ポテトチップス
アメリカ:chips
イギリス:crisps
オーストラリア:chips
ポテトチップスはアメリカやオーストラリアではchipsと呼ばれますが、イギリスではcrispsと呼ばれます。オーストラリア人はフライドポテトもポテトチップスも両方chipsと呼ぶことが多いので混乱する場面もありますね。
ナス
アメリカ:eggplant
イギリス:aubergine
オーストラリア:eggplant
イギリスのaubergine(オウバージーン)は聞いたことない人も多いのでは?アメリカやオーストラリアのeggplantと同じものとは思えないオシャレな名前ですよね。イギリスに行った際は要注意。
ガソリン
アメリカ:gas, gasoline
イギリス:petrol
オーストラリア:petrol
日本語のガソリンはアメリカ英語からきています。イギリスとオーストラリアはpetrol。ガソリンスタンドも、アメリカ英語だとgas stationですが、イギリスとオーストラリアはpetrol station。ちなみにオーストラリアではservice stationという言い方もメジャーで、これを略してservo(サーヴォ)と呼ぶ人がとても多いです。
エレベーター
アメリカ:elevator
イギリス:lift
オーストラリア:elevator, lift
アメリカではelevator。イギリスではlift。オーストラリアは両方の単語を使います。
なお、イギリスやオーストラリアでエレベーターに乗った時はfirst floorが日本でいう1階とは違うという点に注意してください。これは別記事で解説していますので、興味のある方はそちらの記事をどうぞ。
まとめ
映画やテレビ番組など他国のメディアが簡単にみれるようになった現代は、現地の人々も別の英語圏の英語を知っていることも多くありますが(若い世代は特に)、郷に入れば郷に従って現地の言葉を使えるようになるのがやはり望ましいですよね。記事が参考になったら幸いです。
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