either と neither きちんと使い分けできていますか?中学や高校で習ったはずなのですが、教科書でもあまり目立たない項目なので間違った使い方をしてしまっている人も多い印象があります。Either と Neitherは大きく分けると、①「AかBか」と選択肢をリストする時の使い方、②「私もそうじゃない」と否定の意味で同意する時の使い方、の2つの使い方があります。このうち、今回の記事では①の使い方にフォーカスして解説します。
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either
either は、“either A or B” のように使い「AかBか」のように選択肢をリストする時に使われます。厳密には either は選択肢が2つだけの時に使うことになっており、次のように使います。
Either Sam or Jess will eat the cake.
サムかジェスがそのケーキを食べます。
ただし、実際の日常会話ではこの「2つだけ」の文法ルールを無視することも多く、3つ以上選択肢がある場合でも使っているのをよく耳にします。このため、正式な書類に書くときなどを除いて「選択肢は2つだけ」という点にこだわる必要はそれほどありません。
Either Sam, Tom, or Jess will eat the cake.
サム、トム、ジェスのうちの1人がそのケーキを食べます。
neither
neither も選択肢をリストする時に使われ、either に not が加わったものです。“Neither A nor B” のように使い「AでもBもない」の意味になります。肯定文のように見えますが否定の意味になります。また or ではなく nor を使う点を忘れやすいので注意してくださいね。
Neither Sam nor Jess will eat the cake.
サムもジェスもケーキを食べません。
neither も either と同じで選択肢が2つだけの時に使うのが正式ルールですが、先ほどと同じく日常会話では厳密なルールには則っていないことが多くあります。
Neither Sam, Tom, nor Jess will eat the cake.
サムもトムもジェスもケーキを食べません。
There are Sam and Jess in the room.
- Neither one will eat the cake.
- Neither of them will eat the cake.
- Neither one of them will eat the cake.
まとめ
さて、Either と Neither の使い方 Part 1 の記事はいかがでしたでしょうか?
Neither を使った時に 文章が否定文になる点と nor でつなぐ点を間違えやすいので注意してください。
なお、冒頭でも述べた通り Either と Neither にはそれぞれ①「AかBか」と選択肢をリストする時の使い方と、②「私もそうじゃない」と否定の意味で同意する時の使い方の2種類の使い方があり、今回の記事は①についてのみ解説しました。次回の記事では②の使い方を解説しますのでお楽しみに。記事が参考になりましたら幸いです。
There are Sam and Jess in the room.