「写真を撮ってください」と英語で丁寧に頼むには

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“Picture please”はやめよう

先日、観光旅行でオーストラリアに来ているらしき日本人の方が”Picture please!”と見ず知らずの人に頼んでいる光景を目にしました。もちろん通じてはいるのですが、日本語に訳したら「写真よろしく!」と言っているようなものなので頼まれた方もあまりいい気分はしません。
今回は、写真のシンプルなお願いの仕方に加えて、もっと丁寧にお願いするにはどう言ったらいいかという点についても解説します。

シンプルな頼み方

まず”Excuse me”と声をかけた後、一番シンプルな頼み方は以下のいずれかになります。

  1. Can you take a picture of us?
  2. Can you take a picture for us?

「写真を撮る」のイディオムは”take a picture”。中学で習うイディオムなのでこれは最低限押さえましょう。
さて、ここでひとつ問題です。皆さんは”of us”と”for us”の微妙な違いがわかりますか?ヒントは1の”picture of us”は”our picture?”に言い換えができます。すなわち「私たち写真を撮ってください」という意味で、被写体は必ず「私たち」です。それに対して2は”for us” なので「私たちのために写真を撮ってください」という意味になります。したがって、被写体はあなたもしくは何か別のものである場合も考えられます。例えば「私は背が低くて撮れないんだけど、あのフェンスの向こうにある景色を撮ってもらえませんか」というようなシチュエーションでも使えます。

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もっと丁寧な英語で言うには

よく英語には敬語が存在しないなんていう話を耳にしたりしますが、ネイティブからすると「失礼な英語」というのはたくさんあります。その典型例は、先ほどの”Picture please!”ですが、実は先ほど紹介した “Can you take a picture of us?” も失礼とまでは言いませんが、比較的カジュアルな言い方になります。もっと丁寧に頼む場合は、

  • “Could you please take a picture of us?”

と言いましょう。覚えて欲しいルールとしては”Can”よりも”Could”の方が丁寧であるということです。そして、”Could you” の後に”please”を付けるとさらに丁寧さが増し、ビジネスでも使えるくらい完璧な言い方になります。
もう一つの丁寧な言い方としては、

  • “Do you mind taking a picture of us?”

“mind 〜ing”は、「〜するのを嫌う」というイディオムです。中学で習いましたよね。この文章を訳すと「よかったら写真を撮っていただきたいんですけどダメですか?」というニュアンスです。一点注意して欲しいのは、”Do you mind”で質問した場合、答えがNoの場合は写真OKで、Yesの場合が写真NGになるということです。要は、「ダメですか?」という聞き方をしているので、”Yes”の場合が「ダメです」の意味になるんですね。

まとめ

  • シンプルに頼むならCan you take a picture of us? (for usも可)
  • “Can you”よりも”Could you”の方が丁寧。”please”をつければ完璧。
  • 丁寧な頼み方2パターン
    Could you please take a picture of us?
    Do you mind taking a picture of us?

今回は、写真を丁寧に頼むにはどう言えばいいかと言うテーマで記事を書いてみました。
補足ですが、日本語でよく言う写真を撮るときの「はいチーズ」は英語でもあり”Say cheese” と言います。単純に ”Smile!”と言って撮る人も多いです。もし、逆に写真を頼まれるようなことがあればぜひ使ってみてください。 

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