Interested vs Interesting の使い分け

先日、日本人の学生さんが次のように言っているのを耳にしました。

I’m interesting in the book.

「私はこの本に興味がある」の意味を言おうとしているのは理解できるのですが、正しくは I’m interested in the book. としなければなりません。このタイプのミスは英語初学者から中級者の方にとても多い印象です。今回の記事では意外とミスしがちな interested と interesting の区別を解説していきます。

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動詞 interest

interesting と interested の違いを理解するためには、まずは元の形の動詞 interest について知る必要があります。interest は「興味を起こさせる」の意味の動詞です。

The topic interests Tom.
この話題はトムに興味を起こさせる。

「この話題はトムに興味を起こさせる。」言い換えると「トムはこの話題に興味がある。」という意味になります。

interesting と interested

さて、「興味を起こさせる」の意味の動詞 interest が変形してできたのが interesting と interested です。ここで大切なのが2つの変形の仕方「現在分詞」と「過去分詞」の考え方です。

現在分詞:interesting

現在分詞は動詞の原形にingをつけ、動詞の意味をそのまま保って形容詞化するものです。
(現在分詞の用法は形容詞化以外にもありますがここでは省略します。)
動詞 interest「興味を起こさせる」の意味をそのまま保ち、interesting「興味を起こさせる」という意味の形容詞になります。

The topic is interesting
このトピックは興味を起こさせる。(このトピックは面白い。)

「興味を起こさせる」は言い換えると「面白い」ですよね。形容詞化しているので次の文のように名詞の前に置いて名詞を修飾するために使ってもOKです。

That’s an interesting topic.
それは面白いトピックだね。

過去分詞:interested

過去分詞は動詞の原形にedをつけ、動詞を受け身の意味にして形容詞化するものです。
(*過去分詞の用法は形容詞化以外にもありますがここでは省略します。)
動詞 interest「興味を起こさせる」の意味を受け身の意味になるので interested「興味を起こさせ-られる」という意味の形容詞になります。

I am interested.
私は興味を起こさせ-られる。(私は興味がある。)

「興味を起こさせ-られる」は言い換えると「興味がある」ですよね。「誰に」や「何に」興味があるかをいうときは前置詞 in を使います。

I am interested in the topic.
私はそのトピックに興味がある。

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interest と似たような単語がたくさん

英語の動詞には interest のように「〜させる」という意味をそもそも含んでいる単語がたくさんあります。代表的なのは次のような単語たち。

interestと同様の単語
excite(興奮させる)
annoy(うんざりさせる)

bore(退屈させる)
amaze(驚かせる)
disappoint(がっかりさせる)

現在分詞と過去分詞を使って言い換えると次のように変形できます。

【動詞】
This city excites me.
この街は私をワクワクさせる。

【現在分詞】
This city is exciting.
この街はワクワクさせる。(この街はエキサイティングです。)

【過去分詞】
I’m excited with the city.
私はこの街にワクワクさせ-られる。(私はこの街にワクワクする。)

【動詞】
He bores me.
彼は私を退屈させる。

【現在分詞】
He is boring.
彼は退屈させる(=彼は退屈な人です。)

【過去分詞】
I’m bored with him.
私は退屈させ-られる。(=私は彼に退屈する。)

いかがでしたでしょうか?intrest「興味を起こさせる」が 過去分詞 interested「興味を起こさせられる」=「興味がある」になるという考え方は初学者の方にはとっつきにくい部分ですが、英語学習で避けては通れない部分でもあります。最初はややこしいと思っても、徐々に理解ができるようになるので何度も触れて慣れていくことが大切です。

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