昨日の記事ではI worry aboutとI’m worried aboutのニュアンスの違いについて解説しましたが、今日はどちらも「心配」と訳されるworryとconcernの違いについて一歩踏み込んで解説します。
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worryとconcernのワードイメージ
worryもconcernも同じように「心配」の意味で訳されますが、実はニュアンスが若干異なります。
結論を先に言うと、worryは話者の不安な気持ちにフォーカスがあり闇雲さが感じられる印象があります。これに対してconcernは、worryのような単なる不安な気持ちとは異なり、解決が必要だということを示唆するような前向きな懸念を伺わせるニュアンスがあります。
worryの使い方
worryは話者の闇雲な不安に焦点が当たっているため、精神的苦痛を訴えるようなネガティブな印象があります。以下のような例文で使われます。
Stop worrying! There are things that you cannot control.
心配するのやめなよ!どうしようも無いことってあるんだよ。
I am worried about my mother. She is very sick at the moment.
母が心配です。とっても体調が悪くって。
concernの使い方
concernは、worryのようにただの不安感とは異なり、解決策を検討しなければならないという前向きに気にかけているニュアンスがあります。そのためworryのような話者の精神的苦痛のようなネガティブな印象は薄く、ビジネスの場などで使いやすい言葉と言えます。以下のような例文で使えます。
Voters are concerned about the economy.
投票者は経済について心配しています。
I am concerned about the progress of our project.
私たちのプロジェクトの進捗を心配しています。
まとめ
- worryは不安な気持ちにフォーカスのある闇雲な心配
- concernは解決の必要性を示唆する前向きな懸念
それぞれのワードイメージの違いからworryはプライベートで、concernは仕事などで聞くことが多くなる傾向があります。
ちなみに昨日はI worry aboutとI’m worried aboutの違いについて解説しています。今回の記事が参考になった方はこちらの記事もぜひ目を通してみてください。
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