飲み物をこぼした時、雨にあった時、汗をかいた時など、今回は「濡れた」にフォーカスして解説します。
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wet
基礎単語の wet は「濡れた」のシーンで広く使われます。日本語でもウェットティッシュなどの言葉があるのでイメージしやすいですよね。
I got wet in the rain on the way home.
家へ行く途中で雨に濡れました。
また、他の単語と wet を組み合わせるとこなれ感のあるビショビショな印象の表現になります。
dripping wet
dripping と言うのは水滴がポタポタと落ちるくらいビショビショな様子を表します。日本語にもドリップコーヒーなどの言葉があるのでニュアンスは理解しやすいですよね。
Tom was dripping wet because the waiter accidentally spilt beer on him.
ウェイターが誤ってトムにビールをかけてしまったのでビショビショでした。
*spilledはアメリカ英語、spiltはイギリス英語で一般的なつづりです。
soaking wet
soaking というのは水に浸かったようにビショビショの状態を表します。
It’s pouring outside and your dog is soaking wet in the yard.
外は大雨であなたの犬は庭でビショビショよ
soaked
先ほど出ていた soaking wet ですが、soakは「〜を水などの液体に浸す」「〜をビショビショにする」という意味で使えます。
I soaked some cabbage in water
キャベツを水に浸した。
これを受け身(もしくは過去分詞)にして「ビショビショになる」の意味でよく使われます。
He got soaked in the rain.
彼は雨でビショビショになった。
I was soaked in sweat after having a nightmare.
悪夢を見たあと汗ビショビショだったよ。
また soaked to the bone という言い方もよくされます。bone は骨の意味。骨まで水が浸ったニュアンスで、ビショビショの最上級の言い方ですね。
He got soaked to the bone in the storm.
彼は嵐でビショビショになった。
drenched
drench も soakと同じように「〜を大量の液体に浸す」「〜をビショビショにする」の意味で使えます。そのため、soak と同じように受け身(過去分詞)で使って「雨でビショビショになる」の文章を作ることができます。
He was drenched in sweat after playing tennis.
彼はテニスをして汗ビショビショでした。
Her gloves are drenched because she accidentally dropped them in the river.
彼女は手袋を川に誤って落としてしまいビショビショです。
先ほど soaked to the bone という表現を紹介しましたが、drench の場合は drenched to the skin という表現が一般的です。
I got drenched to the skin in the rain.
雨でビショビショになったよ
まとめ
最後に今回出てきた表現をまとめておさらいしてみましょう。
- wet
-dripping wet
-soaking wet - soaked
-soaked to the bone - drenched
-drenched to the skin
ぜひ wet 以外のこなれた表現にも挑戦してみてくださいね。記事が参考になったら幸いです。
I’m wet. と I get wet. には若干の違いがあり、be wet は「今の濡れている状態」、get wet は「濡れてない状態から濡れた状態への変化」が表現されます。この使い分けについて詳しく知りたい方は別記事がありますのでそちらをどうぞ。