「道に迷った」と言うときに、 I was lost と I got lost の2つの言い方があります。どちらも道に迷ったことには変わりないのですが、実はニュアンスが少し変わってきます。
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be「〜の状態にある」
be動詞の後ろに形容詞を続けると「〜の状態にある」を意味しますします。
したがって I was lost は「道に迷っている状態だった」ということを表します。
I was hungry.
お腹がすいている(お腹がすいた状態だった。)
My hands are dirty.
手が汚い。(汚い状態である。)
get「その状態になる」
get は後ろに形容詞を続けて「〜の状態になる」ことを表します。
先ほどの be lost は単に「道に迷っている状態である」ことを示していたのに対して、I got lost と言う場合は「迷ってない状態から迷った状態になった」という状態の変化にフォーカスが当たる表現になります。
My hands got dirty.
手が汚れた。(汚れた状態になった。)
Please don’t get angry.
怒らないでください。
進行形にした場合は、「その状態になってきている」の意味になります。
I’m getting tired.
疲れてきている。
She is getting prettier day by day.
彼女は日に日に美しくなっている。
また未来形にして「その状態になる」ということも言えます。
You should check your map, or you’ll get lost.
地図を見たほうがいいよ、じゃないと迷子になるよ。
まとめ
be「状態にある」と get「状態になる」の違い、わかってもらえましたか。些細な違いのような気がするかもしれませんが、文脈によっては違和感がある文になることもあるので基本イメージをしっかり把握しておくことをおすすめします。
以前の記事で、be used to と get used to の違いを解説したことがあるのですが、この差も今回解説した beと get の差と共通する話になります。気になる方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
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